ネコ好きの皆様、はじめまして、ぱるのダンナです。
狭い日本の住宅事情。一緒に暮らしているネコちゃんにも、少しでも快適に暮らしてもらえるよう皆さんも努力されていると思います。
ペットショップやネットの専門ショップに行けば、キャットタワー、トイレ、爪とぎ、ベッド、おもちゃ、様々なネコグッズが並んでますよね。わがネコ可愛さもあって、ついつい、いろんなグッズに手を出してしまいがちなのも、猫あるあるの一つでしょう。
でも、猫グッズって、プラスチック丸出しでインテリアに合わなかったり、おしゃれなものはとっても高価だったりしますよね。そんなときは自分で作ってしまえ!という事でDIYです。他では買えない猫グッズを作るちょっとした工夫をこれから書いていこうと思います。
今回は、「玄関からの飛び出し防止柵を作ってみる」です
ネコを飼うときに心配なのは、脱走→行方不明になってしまう事でしょう。室内飼いの子でも、外の生活をしていた時期もある保護ネコさんは、家の外に出たがる傾向があるようです。脱走で一番危険なのは玄関の開け閉めの瞬間。家の出入りや宅配便の受け取りなんかのスキを狙って、あっという間に出て行ってしまいます。ネコ用品でもラインナップされてますが、結構お高い割にはイマイチ。工務店に作り付けのドアをお願いすれば、数万はかかります。そこで、園芸用の伸縮式ラティスを流用して、飛び出し防止柵をDIYで作りました。
伸縮式ラティスを流用する
ラティスは園芸用の木製のフェンスです。よく庭でプランターなんかを下げている格子状のあれです。一枚の板状になっているもが多く、大きさもいろいろとあるのですが、ちょうど寸法が合わない所や、簡易的に出入り口を作るために、アコーディオン状に伸縮できるラティスが売っています。伸縮式にもサイズもありますが、基本は玄関のサイズに合わせます。構造上伸ばすと高さが低くなりますので、玄関の開口幅が広く、飛び越えが得意なネコちゃんの場合は高めのラティスを選んだ方が良いです。ネットでも購入できますが、近所のホームセンターの園芸コーナーで1000円ちょっとで購入しました。
こういう感じのもの
足を外し、支柱をカットする
まず、下の逆T字になっている足を取り外します。ラティスの寸法にもよりますが、購入したものは下の部分が15㎝ぐらいすき間ができてしまうので、両側の支柱をカットしました。
伸縮用、開閉用できるようにする
片側の支柱の下に、キャスターを取り付けます。ラティスそのものは重くはないのと、キャスター分だけ下にすき間ができてしまうので、なるべく小さい滑車を使います。土間を痛めないように、ナイロン製やゴム製の向きが変わる自在車を使用した方が良いです。ホームセンターで100円ぐらいです。
出入りする際には、収縮だけではなく、開閉もできたほうが使い勝手が良い(壁側に寄せられるので玄関の開口部が狭くならない)ので玄関への取り付けには蝶番を使います。ラティスは軽いので頑丈な蝶番でなくても大丈夫ですが、開閉の回数が多いので、板厚のある5㎝ぐらいのものを2つ使用します。自宅の場合、外開き側には段差があるので、玄関扉とは反対の内開きにネジで取り付けます
ロック用のマグネットキャッチを付ける
ネコちゃんが体当たりしても開かないように、ロックを取り付けます。扉固定用のマグネットキャッチを可動側の支柱と、家側に取り付けます。マグネットキャッチは、キャッチ本体(磁石がある方)と、鉄板の二つ部品がありますが、この時家側にキャッチ本体を取り付ければ、マグネットが外れても、押されて開くことはありません。1個200円ぐらいでしたが、マグネットが弱く、きっちりつかなかったので3つ付けてます。
こんな感じで完成しました
外から見ると、こんな感じですが、キャスター分の下のすき間が少し気になります。
もう少し低床用のキャスターを使えば、すき間を少なくできそうです。
開閉もスムーズにできます
合計で2000円もかからずに、半日程度で完成しました。
伸縮、開閉ができるようにしたため、使い勝手は良いです。幸いうちのネコたちは、あまり外に興味が無く、玄関を開けた途端、飛びかかったり、フェンスを登ったり、下をくぐったりしなかったので、とりあえずこれで大丈夫です。そもそも玄関のピンポンが鳴ると、大急ぎで隠れちゃいますし(笑)
安価にできますが、換気のために玄関を開放されるようなお宅や、ネコちゃんのタイプによっては、高さもあり、すき間の無い、しっかりしたフェンスが必要かと思います。
不具合は収縮の時に上のギザギザに手を挟むことがあるのと、支柱に止めてあるネジが緩んでしまう事ぐらいです。なにより、フェンスがあることで、外から入るときにネコが玄関にいないかどうか確認するようになりましたし、中からドアを開ける時にネコが近くにいれば、特に開け閉めに注意するようになるといった、人間側の注意喚起の効果があると思います。
皆様のご参考になれば幸いです。もしもう少し、詳しいことをお知りになりたければ、お気軽にお問い合わせください。